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河井寛次郎 記念館
日常的な生活用具の中に「健全な美」が宿っているとして、1926(大正15)年に提唱された民藝運動の主要メンバーの一人が 河井寛次郎 です。
柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された民藝運動は、同じ頃に欧米で提唱されたデザインのファンクショナリズム(機能主義)にも通じる思想と言えると思います。
ファンクショナリズムが工業的なもの、機械的なものに向かいましたが、民藝運動は、地域の風土、日常の生活道具、生活の質などに向かって行ったと思います。これは大量生産や西洋化への警鐘となり現在に続いています。これからの日本において、大いに参考にすべき考え方だと思います。
河井寛次郎は1890年に島根県安木市に生まれ、現在の東京工大の窯業科に学び、京都市立陶磁器試験場に入所。1920年に現在の記念館の地に住居と窯を設けます。1966年に没するまで多くの素晴らしい陶磁器、木彫の作品をうみ出し、文筆活動を行いました。
展示されている作品はどれも素晴らしいものですが、この記念館の空間は「健全な美」そのもので、デザインを志す人にはもちろんですが、ぜひ多くの人々に体験していただければと思います。
概要(河井寛次郎記念館のホームページより)
河井寬次郎記念館は、大正・昭和にかけて京都を拠点に活動した陶工・河井寬次郎の住まい兼仕事場を公開したものです。
建物のみならず、館内の家具や調度類も寬次郎のデザイン、あるいは蒐集によるもので、それぞれ個性を発揮しつつも、不思議な統一感を生み出しています。
京都の町中にあるにもかかわらず、当時の暮らしをそのままに感じ過ごしていただける静かな空間に、皆さまどうぞお出かけください。
住 所 | 〒605-0875 京都市東山区五条坂鐘鋳町569 |
問合せ | TEL: 075-561-3585 |
アクセス | ・電車 京阪電車「清水五条」駅より徒歩10分 2号階段出口より東へ向かい、(株)キヨロクと前謙陶器(株)の角を南へ(右折) ・バス 【京都駅より】 市バス206番系統 「馬町」下車 徒歩1分 洛バス100号「五条坂」下車 徒歩4分 【四条河原町より】 市バス207番系統 「馬町」下車 徒歩1分 馬町から交差点を西へ向かい一筋目を北へ(右折) 五条坂から東山五条の交差点を西へ向かい一筋目を南へ(左折) ・タクシー 「東山五条西入一筋目下がる」と運転手にお伝えいただくとスムーズです。京都駅、四条河原町から7~8分程度で到着いたします。 ※申し訳ございませんが、記念館に駐車場はございません。ご来館の際は公共交通機関をご利用下さい。 |
料金 | 大人900円 高・大学生500円 小・中学生300円 年間パス 3,000円 |
URL | http://www.kanjiro.jp/ |
利用時間 | 10:00~17:00(入館受付16:30まで) |
定休日 | 月曜休館 (祝日は開館、翌日休館、夏期・冬期休館あり) |