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DIC川村記念美術館
撮影:高橋マナミ
DIC川村記念美術館 は最近知った美術館です。素晴らしい環境と工夫を凝らした展示方法、素敵なレストラン。千葉県の美術館です。関西ではありませんが一度行ってみたいと思い、紹介します。
DIC株式会社は印刷用インクから発展された会社ですが、学生時代にDICのカラーガイドで知りました。特に「日本の伝統色」はお気に入りでした。
美術館について( DIC川村記念美術館 のホームページより)
DIC川村記念美術館は、DIC株式会社が関連企業とともに収集してきた美術品を公開する施設です。
20世紀美術に主眼を置いた多彩なコレクション、作品にふさわしい空間づくりを目指した建築、四季折々の変化が楽しめる豊かな自然環境。これら「作品」「建築」「自然」の三要素が調和した美術館として、1990年5月、千葉県佐倉市の総合研究所敷地内にオープンしました。
コレクションの成り立ち
設立者である川村勝巳(1905-1999)は、大日本インキ化学工業(DICの旧社名)創業家の2代目社長として戦後の昭和時代に経営の舵取りをした人物です。ビジネスに身を投じる合間、彼が大切にしていたのは、ひとり絵と語らう時間でした。やがて、その喜びを世の人々と分かち合いたいとの想いから美術館構想を抱き、作品収集を本格化させたのは1970年代初頭のことです。
彫刻家・飯田善國らの助言を得て、未だ広く紹介されていなかった同時代作家の作品や、当時ヨーロッパで評価され始めたアメリカの現代絵画を早い時期に入手し、国内でまとめて見る機会が少なかった20世紀美術のコレクションを充実させました。
建築
建物のデザインは、勝巳の盟友にして戦後モダニズムの代表的建築家・海老原一郎に託されました。ツインタワーを特徴とする外観がまず目を引きますが、収蔵作品の精神性や大きさに見合う展示室、来館者が快適に鑑賞できるよう配慮した採光計画など、内部空間の繊細なバランスを最優先して設計された建築です。
2008年にはDIC株式会社の創業100周年記念事業の一環として、「ロスコ・ルーム」と企画展専用の展示室を増築し、よりよい環境で作品を展示できるようになりました。
活動内容
当初はコレクション公開施設として作品の保存・調査・常設展示のみを想定していましたが、開館後まもなく来館者の希望に応える形で、年数回の企画展と毎日定時の「ガイドツアー」を実施する基本体制を整え現在に至ります。
これに加えて、美術愛好家が集う「サポーターズ」の運営、グループの見学授業に対話型鑑賞を導入する「美術教育サポート」、付属ギャラリーにおける児童・生徒の作品展、コンサートやイベントの開催を通じて、地域社会に開かれた場を育んでいます。
庭園と環境保全
当館の特長のひとつである約3万坪の庭園は、かつて里山であった名残を留め、なだらかな起伏が広がっています。園内の整備にあたっては在来植物を中心に景色に彩りを添える植栽をほどこし、野外彫刻を設置しました。
美術館建設のはるか以前から自生する木々を擁する土地とそこに暮らす生き物たちを守りながら、四季を通じて気持ちよく散策できる環境を整えることで、自然と人が共生する場の維持に努めています。
住所 | 〒285-8505 千葉県佐倉市坂戸631 |
問合せ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
アクセス | <東京駅から高速バスでお越しの場合> 東京駅八重洲北口から徒歩5分の場所にある「 京成バス 3番のりば」バス停から、 「マイタウン・ダイレクトバス」へご乗車ください 運賃:大人片道: 1,360円 <電車+送迎バスでお越しの場合> 東京駅から JR総武快速線の成田空港行きで「佐倉駅」下車<約60分>、 南口のDIC川村記念美術館バス停より無料送迎バス <約20分> 京成上野駅から 成田空港駅から 送迎バスのご案内 |
観覧料 |
ご来館時の展示内容によって変わります。近日の展覧会については、以下をご覧ください。 入館料 |
URL | https://kawamura-museum.dic.co.jp/ |
開館時間 | 9:30 – 17:00 ※入館は16:30まで |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館し、翌平日に休館 年末年始 メンテナンス期間の臨時休館 |
美術館をご利用の方へ | ・作品にはお手を触れないでください。手の汚れや脂が付くと、修復できない場合があります。 ・館内での写真・ビデオの撮影はご遠慮ください。 ・大きな荷物はロッカーにお預けください。気づかぬうちに作品を傷つけることがあります。 ・傘は傘立に入れてください。 ・館内での飲食はご遠慮ください。 ・酒気帯びの方のご入館はお断りする場合がございます。 ・携帯電話の通話はご遠慮ください。 ・全館禁煙です。 ・小さいお子様とは手をつないでご鑑賞ください。また、美術館でのいろいろなマナーを教えてあげてください。 ・メモをお取りになる場合はペンではなく、鉛筆やシャープペンシルをご使用ください。 ・ほかのお客様のご迷惑になるような大きな声や音を立てぬよう、館内ではお静かに願います。 ・人や作品にぶつかると危険ですので、展示室では走らないでください。 |