竹中大工道具館 2023/ 3/ 4~ 5/ 7: イサム・ノグチ TOOLS
イサム・ノグチ はwikipediaでは、アメリカ合衆国ロサンゼルス出身の彫刻家、造園家、作庭家、インテリアデザイナー、舞台芸術家。日系アメリカ人と紹介されています。そこには日系人としての波乱万丈の人生が隠れています。
1904年に生まれ、1988年に没する中で様々なジャンルの作品を生み出しています。その広がりには驚きます。
一方幼い頃から大工仕事や建築に興味を持っていました。1950年に岐阜市の依頼でデザインした照明器具(AKARI)は永遠に残すべきマスターピースです。手を使った作業の中から生まれたデザインです。他にもテーブルやソファーのデザインは素敵です。今回それらを生み出すときに使っていた「道具」が展示されます。現代のデザインとは真逆のメソッドとなりますが、再考の参考に。会場の竹中大工道具館は新神戸駅近くの、思い出深い、素晴らしい施設です。是非。
展覧会概要
20世紀を代表する彫刻家 イサム・ノグチ (1904-1988)。彼は、木や石はもちろん、金属や粘土、時には紙など、さまざまな素材を用いて作品制作に取り組んだことでも知られています。その幅広い創作活動は、少年時に茅ヶ崎の自宅「三角の家」を新築する際に知り合った大工から木工の手ほどきを受け、道具一式を携えて太平洋を渡った時にすでに始まっていたと言えるでしょう。
彼が用いた道具の一部はニューヨークのノグチ・ミュージアムに保存されています。それらは西洋の道具と日本の道具が入り混じったものであり、日本人の父とアメリカ人の母のもとに生まれ、東西ハイブリッドな個性を有したノグチらしい国際的なコレクションになっています。
ノグチは最終的に花崗岩や玄武岩などの硬い石を用いた彫刻にたどり着き、アトリエを香川県の牟礼町に築きます。それは硬い石を加工できる石工の職人技を求めた結果でもありました。本展では、実際にノグチが使用した「道具」を通して、作品の制作過程において「素材」と「技術」がいかに密接に関係していたのかを紐解いていきます。
開催情報
- 会期
- 2023年3月4日(土)~5月7日(日)
- 会場
- 竹中大工道具館 1Fホール
- 開催時間
- 9:30〜16:30(入館は16:00まで)
- 休館
- 日月曜日(祝日の場合は翌日)
- 入館料
- 一般 700 円、大高生・65 歳以上の方 500 円、中学生以下無料※常設展観覧料を含む
- 主催
- 竹中大工道具館、KOSMOS実行委員会
- 後援
- アンスティチュ・フランセ日本、神戸新聞社
- 協力
- イサム・ノグチ日本財団、イサムノグチ財団・庭園美術館(ニューヨーク)、オゼキ、ヴィラ九条山、カンディハウス公式サイトhttps://www.dougukan.jp/special_exhibition/isamunoguchitools
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今後イベント情報等が変更となる可能性があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
関連イベント
講演会「イサム・ノグチ ー その彫刻と道具」
ニューヨークのイサム・ノグチ財団・庭園美術館の館長であるブレット・リットマンさんをお招きし、イサム・ノグチと道具について語っていただきます。※WEBからの事前申込制
- 日時
- 2023 年 4 月 22 日(土) 13:30 ~ 15:00 (13:00開場)
- 講師
- ブレット・リットマン(イサム・ノグチ財団・庭園美術館(ニューヨーク)・館長)
- 聞き手
- 倉島美和子(* folding cosmos デザイナー・ディレクター| KOSMOS実行委員会代表)
- 会場
- デザイン・クリエイティブセンター神戸〈KIITO〉303兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4
- 参加費
- 無料
- 定員
- 90 名 ※応募者多数の場合抽選申込締切3月31日(金)まで
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