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大阪市立東洋陶磁美術館 2024/4/12〜9/29 リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」

大阪市立東洋陶磁美術館が2022年2月から2年間の改修工事を終え、リニューアルオープンを迎えます。そのファーストイベント、リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」が2024年4月12日(金)から始まります。素敵な空間や機能がプラスされた充実したコレクション。世界に誇れるミュージアムが生まれました。楽しみです。是非。

展覧会概要

大阪市立東洋陶磁美術館のホームページより
1982年に開館し、すでに40年以上を経た大阪市立東洋陶磁美術館。このたび約2年間の改修工事を終え、リニューアルオープンします。周辺環境をはじめとした時代の変化を踏まえ、今回の改修では、より多くの市民や利用者の皆様に親しまれ、さまざまな人々とつながる美術館に生まれ変わることを目指し、エントランスホールの増改築をはじめ、展示ケースの改修やLED照明の更新など展示環境の整備、そして国宝「油滴天目茶碗」専用の独立ケースの導入などを実現しました。
リニューアルを記念した本展では、大阪市立東洋陶磁美術館(MOCO=モコ)が世界に誇る「安宅コレクション」や「李秉昌コレクション」を中心に、当館所蔵の珠玉の東洋陶磁コレクションなど約380件を、装い新たにご覧いただきます。
タイトルの「シン」には、「新」たなミュージアムへと歩み始めること、「真」の美しさとの出会い、「心」がワクワクする鑑賞体験を、という3つの願いを込めています。大阪市立東洋陶磁美術館の原点であり続ける珠玉のコレクションの新たな魅力と価値に出会える、「 シン・東洋陶磁 」をご体感ください。

展覧会名
リニューアルオープン記念特別展 「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」
令和6年4月12日(金)~令和6年9月29日(日)
大阪市立東洋陶磁美術館
〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-26(大阪市中央公会堂東側)
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館
月曜日、5/7(火)、7/16(火)、8/13(火)、9/17(火)、9/24(火)
※ 但し祝日の4/29(月)、5/6(月)、7/15(月)、8/12(月)、9/16(月)、9/23(月)は開館
入館
一般1,600(1,400)円、高校生・大学生800(700)円
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の
65歳以上の方(要証明)は無料
大阪市立東洋陶磁美術館
共催
NHKエンタープライズ近畿
協賛
株式会社YAMAGIWA、コクヨマーケティング株式会社
後援
NHK大阪放送局
問い合せ
大阪市立東洋陶磁美術館
TEL.06-6223-0055  FAX.06-6223-0057

本展の主なみどころ

1. 新設エントランスホール
 美術館の「顔」ともいえる新たに増築されたエントランスホールは、人々に開かれた美術館でありたいという開館以来の願いを反映し、ガラス張りの開放的なつくりとなっています。大阪市中央公会堂を目の前に望む絶好のロケーションで、中之島の新たなお気に入りの“映え”スポットが誕生します。

2. 珠玉の東洋陶磁コレクション
 住友グループからの寄贈による「安宅コレクション」、李秉昌(イビョンチャン)博士の寄贈による「李秉昌コレクション」を中心とする東洋陶磁コレクションの名品の中から、MOCOコレクションのオールスター・珠玉の約380件(国宝2件、重要文化財13件含む)が一堂に会します。

3. 国宝「油滴天目茶碗」を堪能!専用展示ケース
 茶碗の内面を浮かび上がらせるスポット照明、紫励起LEDによるベース照明、透明度の高い高透過ガラスなど、美しい斑文と繊細な光彩をもつ国宝「油滴天目茶碗」の魅力を最大限に引き出すための専用独立展示ケースを導入。展示台の高さにもこだわり、360度からお楽しみいただけます。

4. 自然光に迫る! 最新のLED照明
 当館では、自然光の下で作品を鑑賞できる世界初の「自然採光展示室」を設置するなど陶磁器を最善の環境で鑑賞していただくことを目指してきました。今回、自然光に近く陶磁器本来の魅力が最もよく引き出せるとされる「紫」励起LED照明を導入。古陶磁の新たな魅力と斬新さをご堪能ください。

5. リニューアルしたカフェ、ミュージアムショップ
 美術館の楽しみの一つであるカフェやミュージアムショップもリニューアル。大阪市中央公会堂を前にしたガラス張りのカフェでくつろぎ、ミュージアムショップでお気に入りの商品を見つけてください。

6. シン・ロゴ、シン・サイン、シン・キャラクター
 美術館のロゴとサインを新たにしました。 シン・東洋陶磁 を象徴する新たなロゴ、そして館内のサインを一新したことにより、順路をシンプルにわかりやすく示すとともに、各展示室のテーマと物語をよりはっきりとお伝えできるようになりました。展示室では新キャラクターが皆さまをお迎えします。

【シン・体験プログラム】 
 国宝を感じる:体感!国宝「油滴天目茶碗」(映像ルーム)
実物の油滴天目茶碗のかたちそっくりのハンズオンコントローラーを動かすことにより、4Kモニターに投影される高精細3DCGを360度好きな角度から鑑賞することができる体験型デジタルコンテンツ。触れて、見て、国宝の新たな魅力と出会えます。

展示構成

1 「天下無敵(てんかむてき)-ザ・ベストMOCOコレクション」 
 大阪市立東洋陶磁美術館(MOCO)の原点である安宅コレクションを中心に、天下無敵のMOCOコレクションの中国陶磁と韓国陶磁の精華に出会う。
2 「翡色幽玄(ひしょくゆうげん)-安宅コレクション韓国陶磁」
 高麗の人々が「翡色(ひしょく)」と呼び、そのヒスイのごとき輝きをたたえた高麗青磁。中国でも「天下第一」とされたその幽玄の美の世界。
3 「粉青尚白(ふんせいしょうはく)-安宅コレクション韓国陶磁」
 朝鮮時代前期を代表する粉青(ふんせい)は、日本では「三島(みしま)」の名で知られる。白色を尊ぶ儒教的美意識への変容を象徴する斬新な美の世界。
4 「清廉美白(せいれんびはく)-安宅コレクション韓国陶磁」
 儒教思想を背景にした清らかな品格をたたえる朝鮮時代の白磁。見るものを優しく包みこむその清廉な美しさの世界。
5 「優艶質朴(ゆうえんしつぼく)-李秉昌コレクション韓国陶磁」
 日本で韓国の古陶磁と出会った李秉昌博士が日本各地を巡り、半生をかけて築き上げた世界でも有数の個人コレクションにみる優艶と質朴の美の世界。
6 「陶魂無比(とうこんむひ)-日本陶磁コレクション」
 東アジア先進の陶磁器やその文化を受容・継承しつつ、土や釉薬、かたちや文様などへの独特の志向やこだわりを見せた日本の陶磁器。各時代の陶磁器に込められた魂の軌跡と美の世界。
7 「陶花爛漫(とうからんまん)-李秉昌コレクション中国陶磁」
 国際的視野をもった李秉昌博士が、韓国陶磁の研究に役立てる目的で収集した中国陶磁。新石器時代から宋・元時代までの未完の中国陶磁コレクションの世界。
8 「喜土愛楽(きどあいらく)-現代陶芸コレクション」
 土に様々な種類があるように、陶芸家の表現手段も千差万別である。つくり手の喜怒哀楽、様々な感情が込められた作品との対話のひととき。
9 「明器幽遠(めいきゆうえん)-安宅コレクション中国陶磁」
 古代中国の墓に見られる副葬専用の器物である「明器」。当時の生活や文化、そして人々の豊かな暮らしへの願いをうかがい知ることができる幽遠なる明器の世界。
10「天青無窮(てんせいむきゅう)-安宅コレクション中国陶磁」
 「天青」と形容される独特な青色の釉色、そして洗練された精緻なつくりを特色とする北宋時代の汝窯青磁。自然光のもとで味わう青磁の深遠なる美の世界。
11「皇帝万歳(こうていばんざい)-安宅コレクション中国陶磁」
 世界の「磁都」として1,000年以上の歴史を有する景徳鎮。皇帝の徳を称える象徴でもある、元時代から明時代にかけてつくられた最高級の青花や五彩磁器の華麗なる美の世界。
12「百鼻繚乱(ひゃくびりょうらん)-沖正一郎コレクション鼻煙壺」
 粉末状嗅ぎタバコ用の小型容器である鼻煙壺。実用品であり愛玩品でもあった中国鼻煙壺の「百華(鼻)繚乱」の魅力。
13「泥土不滅(でいどふめつ)-現代陶芸コレクション」
 泥土からかたちあるものを生み出す。人類の最も根源的な営みの一つであり、時を越えて継承されるその不滅の精神に出会う。

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