1. HOME
  2. おすすめイベント
  3. アート
  4. あべのハルカス美術館開館10周年記念 2024/ 7/ 6〜2024/ 9/ 1 広重 ―摺(すり)の極(きわみ)―

あべのハルカス美術館開館10周年記念 2024/ 7/ 6〜2024/ 9/ 1 広重 ―摺(すり)の極(きわみ)―

広重 はあまりにも有名ですが、200年以上前に摺られた作品をご覧になった方は、少ないのではないでしょうか。絵師、彫師、摺師の共同作業が生む、省略とシンボル化のデザイン。日本が誇るべきアートワークの代表者の一人。広重ブルーを是非。

展覧会概要

(あべのハルカス美術館ホームページより)
広重は、北斎とともに浮世絵版画の世界に風景画と花鳥画のジャンルを確立したことで高い評価を得ています。国民的な浮世絵師ともいえる知名度と人気を誇る広重ですが、大規模かつ総合的な展覧会は近年開催されていません。そこで、初期から晩年までの画業を総覧し、広重作品のすばらしさを再確認していただくとともに、あまり知られていない魅力的な作品を紹介し、広重のトータルなイメージを再構築します。

[見どころ]知っているようで、見たことない。日欧の至宝、大阪に集結。
◎風景画を中心に、初期から晩年までの広重の画業を、摺り・保存状態ともに極上の作品で総覧します
◎三大揃物、「東海道五拾三次(保永堂版)」「木曾海道六拾九次」「名所江戸百景」各シリーズの代表作を一堂に会します
◎代表的揃物、「本朝名所」、「東都名所(一幽斎がき)」、「近江八景」、「京都名所」、「浪花名所図会」、「江戸近郊八景」、「東都八景(扇面)」の全作品を前期、または後期にそれぞれ分けて展示します

展示構成

第1章 雌伏の時代 文政期(1818~30)
広重が保永堂版「東海道五拾三次」で浮世絵師としての名声を確立する以前、雌伏の時期の美人画、役者絵、武者絵や時事主題の作品、摺物などを展示。

第2章 名所絵開眼 天保(1830~44)前期の名所絵
広重が独自のスタイルを確立した初期の風景画から、大ヒット作となった保永堂版「東海道五拾三次」、そして、名所絵の広重の名を確固たるものにした、上方や江戸の風景画シリーズを展示。

第3章 名所絵の円熟 天保(1830~44)中後期の名所絵
保永堂版「東海道五拾三次」の後の重要なシリーズであり、広重の名所絵の完成形ともいえる「木曾海道六拾九次」をはじめ、「本朝名所」(15枚揃・全図を前期展示)、「江戸近郊八景」(8枚揃・全図を後期展示)など、広重の魅力が遺憾なく発揮された風景画の数々を展示。

第4章 竪型名所絵の時代 弘化から没年(1844~58)の名所絵
風景画を多作していた広重は、自己模倣に陥ったかのように新鮮味が失われていくが、「六十余州名所図会」のシリーズで、新たに縦長の構図に工夫を試み、その努力の成果として、最晩年の代表作「名所江戸百景」が結実した。

第5章 広重の花鳥画
広重は名所絵において浮世絵史上最大の絵師であると同時に、花鳥画の分野でも最大の絵師であった。大短冊、中短冊、魚づくしなど、広重花鳥画の代表的な作品を展示。

第6章 美人画と戯画
名所絵師として売り出して後、広重が再び美人画に筆を取り始めた天保末頃からの大判3枚続の美人画作品や、滑稽本「東海道中膝栗毛」を題材にした「道中膝栗毛」「膝栗毛道中雀」など、戯画風の作品を展示。

第7章 多彩な活動
文学作品と融合した名品「和漢朗詠集」をはじめ、浄瑠璃(芝居)をモチーフにした作品、張交絵、絵半切、絵封筒、絵双六、千社札、絵入版本など、広重の多様な作品群を紹介。

第8章 肉筆画の世界
広重が甲府に招かれて制作した道祖神祭りの大型の幕絵が、2点のみ現存しており、前期・後期に1点ずつ展示。また、出羽天童藩織田家の依頼を受けて制作した、俗に「天童広重」と呼ばれる掛軸作品や版画の版下絵など、肉筆作品を展示。

開催情報

展覧会名
あべのハルカス美術館開館10周年記念「広重 ―摺(すり)の極(きわみ)―」
2024年7月6日(土)〜9月1日(日) ※会期中、展示替えがあります
前期:7月6日(土)〜8月4日(日)、後期:8月6日(火)〜9月1日(日)
あべのハルカス美術館
〒545-6016大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
開館時間
火~金 / 10:00~20:00 月土日祝 / 10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館
8月5日(月)
観覧料金(税込)
一般1,900(1,700)円、大高生1,500(1,300)円、中小生500(300)円
※( )内は15名以上の団体料金。
※障がい者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターで購入されたご本人と付き添いの方1名様まで当日料金の半額。 ※チケット購入の際にプレイガイドによって各種手数料が発生する場合がございます。
あべのハルカス美術館、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿、朝日新聞社
竹中工務店、NISSHA
特別協力
ジョルジュ・レスコヴィッチ財団
お問合せ
06-4399-9050(あべのハルカス美術館)
美術館公式HP
https://www.aham.jp/

関連イベント ※下記イベントは、定員に達したため受付終了いたしました。

■ハルカス大学連携 美術講座
「広重展のみどころ紹介 初摺りの魅力」 講師:藤村忠範(あべのハルカス美術館 上席学芸員) 日時:7月20日(土)13:30~15:00(13:00開場・受付開始) 会場:あべのハルカス23階 ハルカス大学セミナールーム 定員:70名(事前申込制、先着順)

「広重の旅日記からみる制作背景―甲府道祖神祭幕絵を中心に―」 講師:松田美沙子(山梨県立博物館 学芸員) 日時:8月4日(日)15:00~16:30(14:30開場・受付開始) 会場:あべのハルカス23階 ハルカス大学セミナールーム 定員:70名(事前申込制、先着順)

申込期間:2024年5月20日(月)~定員に達し次第終了 申込方法:ハルカス大学WEBサイトhttps://harudai.jp/
※聴講は無料ですが、本展観覧券(半券可)が必要です。 ※お申し込みは、お電話(06-6622-4815)、もしくはハルカス大学受付(あべのハルカス23階キャンパスフロア)でも承ります。

| アート

Google Translate »