龍谷ミュージアム 春季特別展「 真宗と聖徳太子 」 2023/4/1〜5/28
聖徳太子 は飛鳥時代の皇族・政治家であり、用明天皇の第二皇子と言われています。母は父の異母妹、蘇我一族の穴穂部間人皇女です。皇女が宮中を散歩中、厩舎の前で太子を出産したことから厩戸皇子(うまやどのみこ)と呼ばれ、 「日本書紀」には、別名を豊耳聡・聖徳・豊聡耳・法大王・法主王等と記されていますが、同時代の資料は残っておらず、謎が多い方です。
聖徳太子は推古30年(622年)に御年49歳で病死されていますが、11世紀頃から「聖徳太子」が神聖化されていき、ゆかりの寺院である法隆寺、四天王寺、広隆寺等での信仰が始まっています。やがて全国に拡散し、膨大な数の太子像が出現。その盛り上がりは、鎌倉時代にピークとなりました。当時の精神界のトリックスターの誕生と言えるかもしれません。
一方、真宗の宗祖である親鸞聖人も聖徳太子を深く崇敬し、その念は生涯消え去ることがなかったと言われています。親鸞の仏への想いと、俗人である太子への想いはどのように繋がるのか? 今回の特別展「 真宗と聖徳太子 」でヒントが見つかるかもしれません? 是非。
展覧会概要
(龍谷ミュージアムホームページより)
鎌倉時代に大きな盛り上がりをみせた聖徳太子信仰は、日本人の精神文化に影響を及ぼしたばかりではなく、絵画や彫刻など数々の優れた美術品を生み出し、日本の美術史に大きな足跡を残してきました。
一方親鸞聖人は、「和国の教主」として聖徳太子に深く帰依し、晩年に至るまで太子を讃嘆する和讃「太子奉讃」を多数制作しました。そして聖徳太子像を傍らに安置し、聖徳太子に関わる法宝物の制作にも関与していました。
この展覧会では、親鸞聖人の太子への篤い想いに触れるとともに、太子信仰の高揚に親鸞聖人と弟子たちが果たした役割を再確認します。そしてその後の門徒たちが生み出してきた太子信仰に関わる多彩な法宝物をご紹介します。
展覧会概要
親鸞聖人と聖徳太子
第2章:
真宗が生み出した聖徳太子像
第3章:
聖徳太子絵伝とその周辺
特別編:
聖徳太子信仰の文化遺産
-伝記・絵伝・太子像
休館日:4月17日(月)、5月1日(月)、15日(月)、22日(月)
※最終入館受付は16:30まで
高大生 900(700)円
小中生 500(400)円
小学生未満:無料
障がい者手帳等の交付を受けている方及びその介護者1名:無料
(手帳またはミライロIDを受付にてご提示ください)
※( )内は前売り・20名以上の団体料金
【前売券取り扱い】
2023年3月1日(水)~ 3月31日(金)
ローソンチケット(Lコード 56689 )、チケットぴあ、セブンチケットほか主要プレイガイドで販売。
特別協力:浄土真宗本願寺派、本願寺、真宗教団連合
後援:京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、(公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会、NHK京都放送局、KBS京都、エフエム京都
協賛:(公財)仏教伝道協会、三河すーぱー絵解き座