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Museum in Kyoto Osaka Kobe Nara .etc
竹中大工道具館
竹中大工道具館 は現在地に移転する前の建物も、個性的で考えられた素敵な建物でした。新しくなって広くなり、美しい庭と茶室を併設、平屋の伸びやかな企画展のスペースも作られました。地下1階、2階と常設展示場をもち、他に類がない新しい日本のミュージアムだと思います。企画展も建築やインテリア、家具や木材などよく考えられたものが多く、デザインや設計に関心がある方は是非お訪ねください。思い出もある、私のフェバリットミュージアムです。
■ご注意
このミュージアムのお庭には、止め石(とめいし)というものが所々に設置されています。これは日本庭園や神社仏閣の境内において、そこから先は立ち入り禁止、非公開を意味するものです。庭の中へは入れません。繊細な美しい庭を維持管理していくために必要なことですので是非、ご協力ください。
止め石:関守石(せきもりいし)や留め石、関石、極石、踏止石などとも言います。丸い石に黒い棕櫚(シュロ)縄を十文字に掛けたものなどが使用されます。
コンセプト(竹中大工道具館のホームページより)
大工道具は、品質のよいものほど摩耗するまで使われ、消滅するという厳しい宿命をもっています。また、戦後の高度成長を経て機械製材と電動工具が広まり、今日ではテクノロジーの発達とともに、手道具を使う職人は急激に少なくなってきました。
消えてゆく大工道具を民族遺産として収集・保存し、さらに研究・展示を通じて後世に伝えていくことを目的に、1984年、神戸市中山手に設立されたのが日本で唯一の大工道具の博物館「竹中大工道具館」です。
今日までに収集した資料は35,000 余点に上ります。古い時代の優れた道具を保存することはさることながら、「道具」を使いこなす「人」の技と知恵や心、そこから生まれる「建築」とそれを取り巻く木の文化について、様々な企画展や講演会、セミナー、出張授業、体験教室などのイベントを定期的に開催してきました。
そして2014年秋。新神戸駅近くの竹中工務店ゆかりの地へと移転して、新たな一歩を踏み出しました。
日本はものづくりの国です。大工道具には、日本人ならではの美意識や心遣いが秘められています。ものづくりの国に生きる楽しさ、素晴らしさ。新しい気づきに満ちた道具との出会いの場となり、伝統のものづくりに新たな刺激を与えるような存在でありたいと考えます。
主な収蔵品 ※2020年1月現在 | |||
大工道具 | 18,270 | 文献史料他 | 9,357 |
伐木・製材道具 | 481 | 音映像資料 | 857 |
鍛冶道具 | 777 | 復元品・標本類 | 1,280 |
造作その他の道具 | 4,422 | 風俗資料 | 245 |
住 所 | 〒651-0056 神戸市中央区熊内町7-5-1 |
問合せ | TEL: 078-242-0216 |
アクセス | 山陽新幹線「新神戸駅」中央改札口より徒歩約3分、 神戸市営地下鉄「新神戸駅」北出口1または北出口2より徒歩約3分、シティ・ループ「12新神戸駅前(2F)」下車徒歩約3分、神戸市バス2系統・18系統「熊内6丁目」下車徒歩約2分 |
料金 | 一般:700円、シニア(65歳以上):500円、大学生・高校生:500円、中学生以下:無料 他 2021年4月1日改訂 ※障がい者手帳(またはミライロID)をお持ちの方およびその介護者(1名)は無料です。 ※各種優待割引がありますのでお問い合わせ下さい。 ※通訳ガイド登録証等をご提示の方は引率時無料です。 |
URL | https://www.dougukan.jp/ |
利用時間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日) |