おすすめミュージアム
Museum in Kyoto Osaka Kobe Nara .etc
山口県立萩美術館・浦上記念館
日本には多様な素晴らしい工芸技術がまだ残っていますが、多くの産地や技術が継承されずに無くなってしまったり、無くなろうとしています。工芸の文字からは、「古めかしいもの、現代の技術とは関わりがない技術」と多くの人が考えているのかもしれませんが、長い歴史の中で引き継がれ、様々なものに変容し発達し、手や体を介して伝わった、日本の技術の歴史的なメインストリームと言えるかもしれません。未来にも引き継がれるべき技術です。
手や体から離れモニターの中に存在する技術が、これからの大事な科学技術だと思い込んでいる人々も多いと思います。そうではありません。肉体から離れた技術は、あるきっかけで雲散霧消するリスクを常に孕んでいます。技術のメインストリームを失ってしまうことは、民族や歴史のアイデンティティーを失ってしまうことです。大事にしましょう。
山口県立萩美術館・浦上記念館 は関西圏のミュージアムではありませんが、「浮世絵、やきものの美術館」として、浮世絵版画、古陶磁、工芸作品等を多く収蔵。工芸に特化した美術館として、個性的で素敵なイベントを開催されています。
美術館について( 山口県立萩美術館・浦上記念館 のホームページより)
山口県立萩美術館・浦上記念館 は、萩市出身の実業家、浦上敏朗氏(1926-2020)が収集した浮世絵、東洋陶磁などの寄贈を契機に1996年に開館しました。2010年には、400年の歴史を有する萩焼をはじめとする陶芸の振興を目的に新たに陶芸館を増築。歌川広重、葛飾北斎、歌川国芳らの浮世絵版画約5,500点のほか、中国・朝鮮などの東洋陶磁約600点、近現代の陶芸・工芸作品約800点(2021年現在)を収蔵し、外国人観光客向旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、日本三名橋のひとつ「錦帯橋」と並び、山口県内最高ランクの二つ星の観光施設として紹介されました。
当館に隣接する江戸時代の情緒を色濃く残す萩城下町は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する資産の一つです。丹下健三氏の設計による当館本館と陶芸館(金子信建築事務所の設計により2010年に増設)の間には藍場川が流れ、館内からは庭園に設置された野外彫刻や指月山など自然の景観の眺めもご堪能いただけます。
当館では常時、「浮世絵」「東洋陶磁」「陶芸・工芸」の展示を開催するほか、「特選鑑賞室」では、当館が所蔵する浮世絵版画の名品を毎月1点ずつご紹介しています。
住所 | 〒758-0074 山口県萩市平安古町586-1 |
問合せ | 0838-24-2400(代表) |
アクセス | <萩市内から美術館へのアクセス> 萩・明倫センターから徒歩約5分、または萩バスセンターから徒歩約12分 JR東萩駅からタクシー約7分 JR玉江駅から徒歩約20分 JR萩駅から萩循環まぁーるバス(西回り:晋作くん)約30分 ※市外からバスでお越しのお客様は、萩・明倫センター、または萩バスセンターで下車されるのが便利です。 ※萩循環まぁーるバスは、萩市役所を起点に松陰神社方面をめぐる東回りと城下町方面をめぐる西回りの2つのコースがあります。美術館からは、西回りバス停「萩美術館 浦上記念館・萩城城下町入口」のご利用が便利です。 <お車でお越しになる方> [美術館専用駐車場] 収容台数:普通自動車50台 利用時間:8:30~17:00 料金:無料 [市営中央公園駐車場] [中央公園駐車場について(お問い合わせ先:萩市都市計画課0838-25-3160)] |
観覧料 |
普通展示:一般300(240)円、学生200(160)円 70歳以上と18歳以下の方、および高等学校、中等教育学校、 特別支援学校に在学する生徒は無料です。 ※( )内は20名以上の団体料金です。 |
URL | https://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/index.html |
開館時間 | 9:00~17:00(入場は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日・休日は開館)、年末年始、展示替え期間 ※展覧会によって変更されることがあります。 |
団体のお客様へ | ・20名以上の団体のお客様は( )内の団体割引料金でご入館いただけます。 ・団体のお客様は事前にお申し込みください。 ・バスの駐車場は、中央公園駐車場をご利用ください。 |
ご来館の皆さまへのお願い | ご来館の皆さまに快適にお過ごしいただくとともに、作品にとってもよりよい環境が保てるようにご協力をお願いします。 [展示室内] ・他のお客様のご迷惑にならないようご観覧ください。 ・携帯電話は電源を切るかマナーモード設定のうえ、展示室内でのご使用はご遠慮ください。 ・写真・ビデオ撮影・模写はご遠慮ください。 (一部撮影可能な作品もございます) ・作品および展示ケースにはお手を触れないでください。 ・展示室でのボールペンやサインペン等、インク類のご利用はご遠慮ください。 [その他] |