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DIC川村記念美術館 カラーフィールド 色の海を泳ぐ 2022/3/19〜9/4

これまで「カラーフィールド」という概念を知りませんでした。改めて多くの作品を、良い環境の中で見ることで、その意味やパワーを実感できると思います。

概要(DIC川村記念美術館のホームページより)
このたび、DIC川村記念美術館は、カナダのデイヴィッド・マーヴィッシュ・ギャラリーの協力を得て、本邦初の「カラーフィールド」展を開催します。1950年代末から60年代にかけて、大きなカンヴァスに色彩を広げて「場」をつくる抽象絵画の潮流「カラーフィールド」がアメリカを中心に発展し、その後の美術にも影響を与えました。本展では、カラーフィールド関連の9作家を取り上げ、おもに1960年代以降に制作された約50作品を展観します。作家たちの色彩との格闘と新たな技法の開拓、色彩の持つ無限の可能性に目を向ける機会となれば幸いです。

展覧会概要
カラーフィールドは1950年代後半から60年代にかけてアメリカを中心に発展した抽象絵画の傾向です。
大きなカンヴァス一面に色彩を用いて場(=フィールド)を創出させることで、広がりある豊かな画面を作り出しました。

本展は、このカラーフィールド作品の収集で世界的に知られるマーヴィッシュ・コレクションより、関連する作家9名に焦点をあて、1960年代以降の出色の作品を紹介する本邦初の展覧会です。彼らは、色彩と絵画の関係を各々の方法で模索し、その過程で多くの作家が独自の描画に至りました。変形的な外形を持つシェイプト・カンヴァスの使用や、絵具をカンヴァスに染み込ませるステイニング技法、あるいはスプレーガンの噴霧で色を蒸着させる画法など、従来では考えの及ばなかった手法を考案し、絵画に新たな地平を切り拓いたのです。

こうして創出された空間を満たす大画面と、そこで展開される様々な色彩についての思考は、今なお見るものの感覚や想像力を刺激してやみません。作品が体現する色の世界、その海を泳ぐ私たちは、色の波に身をまかせ、溺れ、時に抗いながら、絵画と色彩の無限の可能性に出会うでしょう。色の海を泳ぎきった先には、きっと、私たち自身の中にある彩り豊かで、高潔な、けれど同時に暗く、黒いものをも包む、美しい地平を感じとっていただけるのではないでしょうか。

出品作家:
ジャック・ブッシュ、アンソニー・カロ、フリーデル・ズーバス、ヘレン・フランケンサーラー、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド、ジュールズ・オリツキー、ラリー・プーンズ、フランク・ステラ

みどころ
① 1950年代後半から60年代、アメリカを中心地として発展した抽象絵画の潮流「カラーフィールド」の代表作を紹介する、日本で初めての展覧会。カラーフィールドの画家と交流した彫刻家を含む9名の作家たちが開拓した豊かな色彩と技法を見ることができます。

② 世界で最も質の良いカラーフィールド作品を所蔵しているカナダの「マーヴィッシュ・コレクション」より、約40点の作品が初来日。DIC川村記念美術館の収蔵品とあわせて約50点を展観します。

③ 床置きの立体作品から横5mを超える大型絵画まで、色と質感の豊かさを堪能できる作品群は人の官能性を呼び覚ますことでしょう。章ごとに微妙に明度が異なる展示空間で、ゆらめく色の海を回遊するような鑑賞体験が期待できます。

開催概要

展覧会名
カラーフィールド 色の海を泳ぐ
2022年3月19日(土)〜2022年9月4日(日)
DIC川村記念美術館
開館時間
9:30〜17:00(最終入場時間 16:30)
休館
月曜日(ただし3月21日、7月18日は開館)、3月22日(火)、7月19日(火)
入館
一般 1,500円、学生・65 歳以上 1,300円、小中学生・高校生 600円
DIC株式会社
特別協力
デイヴィッド・マーヴィッシュ・ギャラリー
在日カナダ大使館、千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会

| アート

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