京都市京セラ美術館 2024/2/3〜24/9/1 「 村上隆 もののけ京都 」
村上隆 氏といえば、90年代頃のフィギュアのイメージが強く残っていますが、今や欧米では高く評価される現代アーティストの一人です。国内の展覧会では8年ぶり、新作が数多く出展されるそうです。氏は最近のトークイベントで還暦を過ぎ、これが最後の展覧会となるだろう、と言っておられました。(冗談かも?)
また同じイベントで、ピカソやバスキアのように、永く評価されるアーティストになっていくために、世界の50人程度の評論家やコレクターを意識して作品を作っていく。最終目標は禅画の仙厓さんとのことでした。以前からアートをビジネスとしてとらえ、自分のイメージ作りやマーケティングには気を配っておられ、真意のところはわかりません。(私は良いことだと思います。)
今回の展覧会では「ふるさと納税」等を利用した、新しいプロモーションの手法も考えているとのことでした。楽しみな展覧会です。
展覧会概要
( 村上隆 もののけ 京都 のプレスリリースより)
現代美術の最前線で活躍する村上隆の大規模な個展「 村上隆 もののけ 京都」を、2024年2月より、今年度開館90周年を迎える京都市京セラ美術館において開催いたします。
村上隆 (1962 年生まれ)は、マンガやアニメといったポピュラーカルチャーなどの引用やそれらとのコラボレーションを通して、アートの価値や本質的な意味を問いかけてきました。そのキャリアは、欧米が事実上の規範となっている国際的なアートシーンに、日本から独自の視点で挑み、刺激を与え続けてきた営みであると言えます。高い評価を受ける村上の作品は、世界各地の美術館でコレクションされており、『アートレビュー』誌の「Power100(アート界で最も影響力のある100人)」には10年連続で選出されています。
江戸時代に絵師たちが活躍した京都に深い関心を持ち、インスピレーションを得てきた村上にとって、本展は国内で約8年ぶり、東京以外で初めての大規模個展となります。現在、《かわいい夏休み (黄金の王国の夏休み)》(2008 年[図版1])や、「光琳」シリーズ(2015 年[図版234])など日本美術に想を得た作品の本展特別バージョンを制作中であるほか、京都とその歴史を参照した数々の新作を構想しており、美しい伝統と都市の活気とが交差する京都を舞台に初公開いたします。常に圧倒的な美的領域を構築してきた村上隆の新たな世界にご期待ください。
- 展覧会名
- 都市美術館開館 90 周年記念展 「 村上隆 もののけ 京都」
- 会期
- 2024年2月3日(土)~2024年9月1日(日)
- 会場
- 京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」
- 開催時間
- 10:00~18:00 (最終入場は17:30まで)
- 休館日
- 月曜日(但し祝日の場合は開館)
- 観覧料
- 当日券(販売期間:9月17日(土)~)
<観覧料>
一 般 |2,200円(2,000円) 大学・専門学校生 | 1,500円(1,300円)
高校生 |1,000 円(800 円) 中学生以下無料
※( )内は前売、20人以上の団体料金
※障害者手帳等をご提示の方は本人及び介護者 1 名無料(学生証、障害者手帳等確認できるものをご持参
ください) ※そのほか企画チケットあり - 主催
- 京都市、朝日新聞社、京都新聞、NHK京都放送局、NHKエンタープライズ近畿
- クリエイティブ・パートナー
- ソニー・ミュージックエンタテインメント
- 制作協力
- NHK プロモーション
- 企画
- 京都市京セラ美術館、三木あき子
- お問い合わせ
- 075-771-4334(京都市京セラ美術館)